Open-Think

主に私の創作折紙の私の趣味を中心としたブログです。 ご意見・ご感想等、なんでもお気軽にどうぞ

折り紙ギャラリー

プロフィール

SHUN

Author:SHUN
Open-Thinkは、
折り紙用語のopen-sinkをもじった造語です。

当ブログは、
私の恐竜を中心とした
折り紙作品を展示するブログです。

因みに本ブログはリンクフリーです。
ご自由にどうぞ、

カテゴリ

twitter

月別アーカイブ

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

アクセスカウンター

 スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:--|スポンサー広告

 【折紙考察】 不切正方形1枚折りについて・・・

アリ?

「不切正方形1枚折りのアリ?」 

未公開の私の過去作品から、本エントリーとはあんまり関係ありません、

昆虫って分野は、どうすれば個性的な表現が出来るのかと色々悩んでいた時期に創作した作品、

適当な画像が無いとはいえ、これを晒す羽目になるとは・・orz




いつもは真面目な人を苛立たせるような折紙記事ばかり書いている私ですが(笑)

今回は珍しく、ちょっと真面目な話をします。



私にとって折紙は”娯楽”としての要素が強いので、

あまり真面目な話しちゃうと娯楽的な感じが薄れちゃいそうで、何か抵抗があるのですが(?)

”不切正方形1枚折りで折る意義”について、最近色々とモヤモヤ考えるようになったので、

その考えをまとめたメモのような記事を書いてみたくなったのです。



”不切正方形1枚折り(ふせつけいほうけいいちまいおり)”とは、

「1枚の正方形の紙をハサミ等で切らずに、何らかの対象を造る」という制約の事で、

本ブログ上に掲載されている私の折紙作品全てがこの制約の下で造られています。

この制約に拘っている(またはそのようにみえる)

折紙作家は結構いらっしゃるように思えます。

何を隠しましょう、実は私もその一人です。


でも実は”不切正方形一枚折り”というのは折紙の1ルールに過ぎず、

ユニット折紙や連鶴等の例がある様に、

個人的には別にこれに拘る”必要性”は感じていません。


では何故、私たち多くの折紙作家は”不切正方形1枚折り”という制約に、

拘っているのでしょうか?


こうなると他の折紙創作家さん達が、この辺どのように思っているのか知りたい所です。

そこで私は他の折紙作家、創作家が”不切正方形1枚折り”に拘る理由について、

ネット上で述べられている主張を調べて、

自分なりに理解、解釈、整理したものをおおまかに以下にまとめてみました。



・創った作品を観賞してもらう立場から

1・不切正方形1枚折りという厳しい制限で、素晴らしい作品が作れることを自慢したい、

2・ペーパークラフトとの差別化、ハサミを入れたらペーパークラフトとの違いを主張できない。

3・正方形以外で折ったり、複数使ったり、切ったりすると、何か技術的にラクしてるように見える



・作品を創作する立場から

4・むしろ正方形以外で折ったり、複数使ったり、切り込みを入れるのは自由度が高すぎてかえって創作しにくい。制約が多い方が創作し易いように思える。

5・正方形は”中心”から二つ折りにすると三角にも長方形にもに出来る対象性に富んだ図形だ、そこから何かに発展させやすい。(?)

6・正方形の紙は「おりがみ用紙」として販売されていて入手し易い、


・その他

7・折紙って元々不切正方形1枚折りでやるものだと思っている。(あるいはそれが正統派である)


う~ん、ざっとまとめるとこんな感じか・・・・

これ以外にもあるかもしれませんが、この広大なネット上、

折紙というジャンル1つとは言え、流石に全てはフォローしきれません、

しかも調べてみて分かったのですが、

不切正方形1枚折りに拘る理由をちゃんと公言している作家さんって意外に少ない。

この制約で作品を創作する方は大勢いるのにどうしてなのか?

理由も何も、それで創作するのは当然だと言わんばかりです。

改めて考えるとなんだか不思議です。



さて、こういう事を言うからには私も不切正方形1枚折りに拘る理由について、

ちゃんと理由を公言するべきでしょうね。

私が不切正方形1枚折りに拘る理由は上に挙げた

1・不切正方形1枚折りという厳しい制限で、素晴らしい作品が作れることを自慢したい、

の他に以下の2つがあります。

・不切正方形1枚折りで作られた作品に感動した事が、創作にのめりこんだきっかけで(多分)そのルーツを大事にしたいから。

・他の大多数の折紙創作家達と”同じ土俵”で勝負したいから。


と、こんな所でしょうか、

今の私はこの中でも”同じ土俵で勝負したい”というのが一番の理由だったりするかもしれません。

(勝ち負けって一体何なのか、よう分からんですけど・・・)


ですが改めてよくよく考えてみると、

何で皆が皆ほとんど不切正方形1枚折りなのかの、

その”根本的”な理由が良く分からないですね。


根本的な理由というのは、”不切正方形1枚折り”というのはようするに、

”不切””正方形””1枚”という条件全てを満たさなければいけませんが、

そもそもとして、何故”正方形”という条件でなければならないのか?

正方形以外の図形って、正方形に比べると本当に制限が少ないものなのでしょうか?

正三角形や長方形で作られた龍神3.5クラスのコンプレックス作品は、

正方形で作られたものと比較すると凄くないのでしょうか?

正方形だけが何やら特別だという意見があるみたいですが、

別の図形にしても、その図形特有の特別な要素があるはずだし、

それぞれに何らかの制約はあるはずなんですが、そこらへんがあまり開拓されずに、

わざわざ正方形という用紙を選ぶ作家さんが多いのは一体どうしてなのか・・


実は不切正方形1枚折りに拘る理由をちゃんと明らかにする作家さんは少ないですが、

その逆で、不切正方形1枚折りのコンプレックス作品が煩雑しているこの現状に、

苦言を呈していらっしゃる方は結構います。

川村あきら氏や羽鳥公士郎氏がそうでしょうか。

中でも羽鳥氏は折紙探偵団HP上に掲載されている「折紙の哲学」のその第2章で、

折紙が不切正方形1枚折りでなければならないのは全くの謬見(間違った考え方)である事を、

反論の余地が無いほどに、見事な論理展開で説明されています。



どうやら残念ながら私のような”不切正方形1枚折り原理主義者たち”というのは、

羽鳥氏が主張されるように

あらかじめ”正方形の用紙”が”折紙用紙”として販売されている現状が生んだ

いわば”信仰”の様なものに絡め取られていると言っていいのかもしれません。




ただ個人的には、羽鳥氏の言う”信仰”というものが、

何も折紙創作家達”だけ”が持っているものとは言えないのではないかと考えています。

いわゆる折紙を折らない観賞者、

つまり世間一般の人たちも、その信仰と似たようなものを共有しているのではないでしょうか?

おそらくこの国では、「折紙」というものを知らない人は殆どいないと思いますが、

そのほとんどの人達が、「折る前の折紙」と聞いて連想するものと言ったら、

おそらく「正方形の用紙」を思い浮かべると思います。

そこらへん、不切正方形1枚折りについて考えるとき外せない視点ではないかと思うのです。



それの一体何が重要なのかといいますと、

ようするに折紙作品の魅力って、それが”折り”によって表現されていると言う事に、

大きく比重を置いているように私は思うのですが、

”不切””正方形””1枚”の要件から外れてしまうと、

その”折り”の魅力を、折紙をしない人と共有しにくくなってしまう様な気がするのです。



これはあまり言いたくは無い事なのですが・・・

折紙は一般的に、造形的な価値がほとんど無いようなものだと思ってみていいものだと思います。※注釈)

なので造形以外の部分、”折り”の素晴らしさ、あるいは面白さで、

他の表現媒体と勝負して行くしかないのですが、

折紙をしない人からは、”折り”というものはとても評価し辛いものだと思います。

簡単な作品なら”折り”を評価して貰う事は比較的簡単なような気がしますが、

簡単な折りだけに拘っていては、表現媒体としての表現の多様性がいつまでも広がって行きません。

そこで、その”折り”を評価してもらうのに、不切正方形1枚折りという制約はとても便利なのです。

おそらく誰もが正方形の紙から、折りヅルなどの伝承の作品が出来る事を知っています。

その伝承ツルと同じ正方形の紙1枚から、ハサミを使わずに色々な形が出来るというだけで、

作品の”折り”がどれ程高いアイディアと技術を伴って作られたものであるのか、

伝承ツル等と比較して貰う事で、それを想像し評価する作業がスムーズになるのです。



ところが、作品にハサミが使われていたり、正方形じゃなかったり、1枚ではないとすると、

誰もが知っている作品との比較が出来なくなり、折りを評価する作業が困難になってしまいます。

すると、その作品に対しては”造形”の部分だけで評価せざるを得なくなりますが、

先程も言ったように、折紙の造形は(ほんの少しの例を除けば)基本的には一般にあまり理解されません。

よって、その作品は一般には理解されにくいものになってしまうのです。



結論としてですが、不切正方形1枚折りというのは、

一部の創作者達によって、折紙の技術力を上げるために作られたルールという面もありますが、

折紙をしない一般の人達を意識して課せられているようなルールでもあるような気がします。

そこから自由になりたいと考えるのであれば、折紙をしない一般の人達とどう向き合って行くかが、

今後の重要な課題になるような気がします。


今、折紙界では”不切正方形1枚折り”の制約から少しは解放されてみてもいいのではないか、

という流れが出来つつあるような気がします。

個人的にはその流れは歓迎するべきな様な気がしますが、

今述べたような事を考慮せずにその流れに行ってしまうと、

折紙というものが、ますます一般から遠ざかって行ってしまうような気がします。


先程も言いましたが、不切正方形1枚折りという制約から外れるためには、

造形の自由度だけではなく、一般の人でも理解できるような意味を持たせる事が、

重要ではないかと思っています。

例えば、正方形以外で折るのであれば、”お札折紙”みたいに造形の自由度以外の意味を持たせたり、

複合であれば、色を3色以上使用する目的で使用するみたいに、


ハサミに関してですが、

実は今私は”折り”の魅力を阻害せずに、逆に引き出す事の出来るハサミの使い方を考えていて、

例えば、恐竜のタマゴというタイトルを付けた、そのままだと只の楕円形の形状をしたものを、

ハサミで真ん中から真っ二つにする事で、切られた断面が恐竜の子供の形に見えるような作品とか、

それをやる為の技術は今無くて(^^;)、磨いている最中なのですけどね・・



と、ここまでグダグダ語ってしまいましたが・・

以上の考えはあくまで私個人としての考えに過ぎません。

私はあくまで素人で、いわゆる折紙界と深くかかわっている人間ではありませんし、

私自身の考えには何らかのバイアスがかかっているのではないかと思います。

なので、信憑性はありませんし、

同じような考えの人が既にここに書いている事と同じような事を別の場所で言っている可能性もあります。

それに、以上のような駄文ですから何らかの反論を頂く事もあるかと思います。

また、基本的には私はこれまで通り、不切正方形1枚折りの作品を中心に作って行くと思います。

無責任にも、”不切正方形1枚折り”から自分がはずれる事に”今”は興味がないので・・・



ですが自分が何をやるにせよ、誰かがどんな物を作って、どんな流れをつくるにせよ・・

折紙好きの一端として、折紙という文化が今後どのように変化していくのかの興味は尽きません、

これからも、その様子をほんの少し離れた所から見守り続けたいと思っています。



(※注釈 もちろん、僕自身は折紙には造形的な価値があるものだと思っている。けどあまり自信がない。

もしそうだとすると、僕は自分の理想とする造形を求めて、ハサミを使おうが、複合だろうが、

長方形だろうが関係なく、何にでも手を付けているはずだと思う・・・

ひょっとすると僕は折紙の造形的な価値を”本質的”には信じきれていないのかもしれない)
2013/03/21 21:08|折り紙TB:0CM:0
 コメント
 コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://openthink.blog.fc2.com/tb.php/137-83954983

検索フォーム

おすすめ!リンク集

■ おりがみ新世代
主に学生さん達を中心とした
若手新鋭折紙創作家達が集う掲示板
管理人も時々作品を投稿させて頂いてます。

■ 恐竜の折り紙
さいた ともはる氏のブログ
シンプルで可愛らしい恐竜折紙の折り方を紹介していらっしゃいます。
綺麗で見易いページも魅力的です。

■ Don Basilio, o il finto Signor または偽りの殿様
Don Basilio氏のブログ
多彩で豊かな古生物作品群が目玉。それぞれに詳しい解説も付いています。
他にも詩的で情緒豊かな作品が掲載されていて、目が離せません。

■ 折り神になれって言ってるでしょ!
えずの軍団氏のブログ
おりがみ新世代を代表する若手創作家のお一人
あの「龍神3.5」を折り上げる実力は圧巻の一言。

■ 花岡パトリオット
仮ピー氏のブログ
同じくおりがみ新世代を代表する若手創作家のお一人
斬新なアイディアを繰り出して作られる超複雑な人物造形は必見。

■ ありさんの折り紙
おりゆーが氏のブログ
非常にクオリティの高いスーパーコンプレックス作品が掲載されています。
展開図も豊富で、今後要注目です!

■ おりがみつきブログ
楓氏のブログ
実力もおりがみつきの、おりがみ新世代の代表的創作家のお一人。
ディテールの高さと安定感が両立された作品の数々には、頭が下がります。

■ 折り紙の青春の夢
レオンハルト氏のブログ
今最も注目されている若手創作家の一人といっても良いでしょう。
特に、折紙の理論についての記事は必見です。

■ NOCCHOrigami
NOCCHO氏のブログ
ティーバッグ折紙というジャンルで色々な作品を創作されている方です。
おしゃれで素敵な作品が目白押し!おすすめです。

■ おりがみBOY in Australia
gen氏のブログ
個人的に最もリスペクトしている創作家のお一人。
可愛らしい動物作品を得意とされています。

■ 折り紙造形研究舎
橋間仁氏のサイト
ストーリー性のある独自の世界観。
そして圧倒的な造形センス。
芸術としての折り紙を指向される方は必見です!

★ HEAVEN INSITE
田代剛大氏のサイト
現役の漫画家さんだけあって、恐竜イラストのクオリティは流石。
丁寧な解説に「恐竜愛」を感じます。
それ以外でもオリジナル漫画やコラム等、楽しいコンテンツが満載です。

★ 弱い文明
レイランダー氏のブログ
ロックな反骨精神と社会への鋭い視点、そして分かり易い文章は 大変勉強になります。
現代人として自分の「生活」に疑問や問題意識を抱いている人であれば
誰もが一度は読んで頂きたい。
そんなブログです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

QRコード

QR

Copyright(C) 2006 Open-Think All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. まとめ template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。